尾畑酒造
酒蔵ストーリー

このお酒を醸す尾畑酒造は、佐渡島の旧・真野町にて尾畑与三作(よそさく)が1892(明治25)年に創業しました。以来、百三十余年に渡って手造りによるクラフトスタイルの酒造りを続けています。
代表銘柄は「真野鶴(まのつる)」。酒造りのモットーは「四宝和醸(しほうわじょう)」。酒造りの三大要素である「米」「水」「人」に「佐渡」を加え、この四つの宝の和をもって酒を醸すという意味をもち、尾畑酒造の家紋である四つ目もそれを象徴しています。
「朱鷺と暮らす郷づくり認証米」制度に則り、かつ「牡蠣殻農法」を用いた減農薬・減化学肥料による「越淡麗」や、佐渡産の「山田錦」など、佐渡島ならではの酒米から個性あふれる酒を醸しています。
また2014年には「日本で一番夕日がきれいな小学校」と謳われながらも人口減少のため廃校になった西三川小学校を、「学校蔵」という酒蔵として再生させました。原料はもちろん使用するエネルギーも太陽光を用い、オール佐渡産をモットーとした酒造りを行っています。また、酒造りの体験者を受け入れる「酒造り体験プログラム」や、地域の未来を考える一日限りのワークショップ「学校蔵プロジェクト」など、学校という学びの場を活かした活動を継続しています。
尾畑酒造 杜氏情報

現在の杜氏である工藤賢也(1971年生まれ)は、前杜氏・松井万穂より全国トップクラスの技術を継承。蔵人たちは島内でも唯一の冬期間無休の蔵人泊まり込みによる早朝仕込みを実践しています。
手造りの伝統に新しい技術を融合することにより、さらなる品質の向上と皆さまにより楽しんで頂ける味わいを生み出すべく研鑽を続けています。
杜氏のモットー

一度蔵を離れると、気持ちが切れてしまい、いい酒を造れる自信がない。だから毎日泊まり、酒の成長を見守り続ける。 伝統的な手づくりとともに、細部まで見極めていくこだわりが工藤杜氏の酒造りにおけるモットーです。

