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雪国の知恵でより美味しく!雪を活用したアイテム特集

雪国の知恵でより美味しく!雪を活用したアイテム特集

新潟の冬といえば、雪景色を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。現在の新潟は、まさに白銀の世界です。

スキー場には多くの人々が訪れ、ウィンタースポーツを満喫しています。また、温泉地では雪見風呂など、絶景を楽しむことができる季節でもあります。

一方で、雪国に暮らす新潟県民にとって冬は除雪作業に追われる日々でもあります。とても重労働ですが、雪と共に生活する上で欠かせない作業です。

そんな雪と共に暮らしてきた新潟の人々には、雪の利点を活かして食品を保管したり、美味しさを引き出したりする知恵が受け継がれてきました。

この記事では、新潟ならではの「雪の力」でさらに美味しくなったアイテムをご紹介します。

 

雪にさらしてアク抜きしまろやかな辛みに~「かんずり」

 

 

かんずりは、新潟県妙高市産のとうがらし、糀、柚子、食塩を原材料に3年かけて作られる、香辛調味料です。

製造過程で、塩漬けした唐辛子を大寒の日(1月)から雪にさらします。雪さらしの効果としては、唐辛子の強いアクを雪が吸い取り、塩抜き効果と共に辛味がやわらかくなるのだそう。

冬の季節には、お鍋や湯豆腐の薬味として欠かせないかんずり。近年では、このかんずりの入った加工食品も多く発売されています。

 

かんずり関連のアイテムをチェックする

 

雪室で保管・熟成し、美味しさを引き出す!

 

雪室とは、雪を活用した天然の冷蔵庫で、食品を保存するための雪国伝統の知恵です。

雪室内は温度0℃、湿度90%以上が保たれており、電気による振動がないため、光や乾燥による食品への影響を最小限に抑えることができます。この環境により、食品の鮮度を維持し、味を引き立てることが可能になります。

雪室貯蔵・熟成の効果

  • 米や野菜:でんぷんが糖化して甘みが増します。
  • :ドリップが少なくなり、質の高い熟成肉に仕上がります。
  • 酒やコーヒー:熟成過程で生じる不快な臭い(アルデヒド類)が雪の力で抑えられ、まろやかな風味に変化します。

雪国・新潟では、このような雪室を活用した貯蔵方法が古くから行われており、近年ではその美味しさの秘密が科学的にも解明されています。

(雪室の効果~詳しくは 越後雪室屋ウェブサイト でご確認ください。)

 

電気を使用せず、CO2排出削減にも貢献できる雪室。自然の力を活用した先人の知恵には驚かされますね。

それではここから、雪室で貯蔵・熟成された美味しいアイテムをご紹介します。

 

「雪室熟成」生醤油 雪室ゆらか鮮度ボトル

 

新潟県産丸大豆を使用した生醤油を雪室で熟成。塩味がやわらぎ、まろやかな風味に仕上がっています。酸化を防ぐ密封ボトルで、いつでも新鮮な味を楽しめます。

 

燕三条鉄入珈琲 3袋

 

「かなものまち」燕三条地域をイメージした、鉄の味わいを感じられるユニークな珈琲。雪室貯蔵で熟成されたマイルドな豆を使用し、すっきりとしたバランスの良い味わいに仕上げました。

  • アイスではキレのある飲みやすさを、ホットでは冷めても美味しいのが特徴。
  • 鉄分補給を目でも実感できるユニークなデザインで、土産としても人気が期待されています。

 

越後ワイン ゆきむろおばけ 雪室熟成 赤

 

 

南魚沼産ぶどうのみを使用し、雪室貯蔵庫で熟成させると雪の力を借りて、一層美味しいワインに“ばけ”ます。

雪室の番をする見えないおばけの力かも?


以上、新潟の雪の力を活用した商品には、先人の知恵と作り手の想いやおいしさがたくさん詰まっています。
ぜひチェックしてみてくださいね!

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