特集

『大人の仲間入りに乾杯』 オススメ8撰

『大人の仲間入りに乾杯』 オススメ8撰

全国で最多の89蔵の酒造場を有する新潟県。

日本一のお米と豊富な積雪がもたらす清冽な水、そして越後杜氏の伝統と革新の技で醸される新潟清酒は、まさに銘酒ぞろいです。

今回はそんな新潟清酒の中から『大人の仲間入りに乾杯』をテーマにオススメのお酒をご紹介します。世間では、淡麗辛口と言われることの多い新潟清酒。でも、本当はそれだけではありません!

大人の仲間入りをして初めてお酒に挑戦してみたいという方や、初心者でも飲みやすいお酒を探している、という方にぴったりのお酒をタイプ別にご紹介いたします!

 

まずはさっそく、中口~甘口タイプのオススメです。淡麗辛口のイメージがある新潟清酒にも、甘めのお酒もあるんです!

中口~甘口のお酒は、お米の自然な甘みや旨みを感じやすいので、初めてでも飲みやすい味わいです。

 

①鶴齢 純米吟醸

『鶴齢 純米吟醸』は、豪雪地であり米どころとしても有名な南魚沼市の青木酒造が醸す地酒で、淡麗辛口と称される新潟清酒の中でも、お米の旨みを感じられる芳醇旨口なタイプと言われることがあるお酒です。

優しいふくらみのある旨みと香りが特長で、甘口か、辛口か、といえばちょうど中口くらいと言われています。初心者の方は、自分がどんなタイプのお酒が好きなのか、このお酒を基準にいろいろと試してみるのもオススメですよ。

ただ、このお酒は新潟県の誇る高級酒米「越淡麗」を使用した蔵元を代表する銘柄で、結局このお酒が一番好き!となる可能もありますね!

 

 

②雪中梅 純米酒

『雪中梅 純米酒』は、上越市三和区に位置する丸山酒造場が醸す地酒です。

新潟の中では甘口のお酒と言われることが多い同蔵のお酒は、手を掛けた丁寧な麹造りが有名です。甘口ながらもさっぱりとキレが良く軽い飲み口で、淡麗旨口と言っても良いかもしれません。

ビギナーの方には常温か冷酒がオススメですが、軽く燗をつけてぬる燗位でいただくのも、お米の旨みやコクがふくらむオススメの飲み方です。

冷酒の味わいに慣れてきたら、ぜひ挑戦してみてくださいね。どんな温度帯でいただいても品の良い甘さのため、お料理との相性も抜群に良く、自然に盃が進むお酒です。

 

  

次は、やっぱり新潟といえばオススメのスタンダードで飲みやすい淡麗辛口なタイプです。すっきり爽やかにキレ良く飲める淡麗辛口タイプは、不思議と飲み飽きしません。お料理と合わせていただくと抜群の相性です。

 

③ 淡麗辛口 魚沼 純米

『淡麗辛口 魚沼 純米』は、川端康成の小説「雪国」の舞台にもなった湯沢町の白瀧酒造が醸す地酒です。

越後三山に降り積もった雪は長い年月をかけて清冽な地下水となり、この水が魚沼の自然やお米を育て、そして『淡麗辛口 魚沼 純米』の仕込み水となります。全量魚沼地域のお米と仕込み水から生まれたこのお酒は、まさに魚沼という土地の恵みをあらわした1本です。

ほどよいお米の旨みとさらりとした味わいで、キレが良い。冷やして飲むと、とってもすっきり爽やかなお酒です。シンプルゆえ、どんなお料理やシーンとも相性が良いですよ。

 

④ 佐渡千年の杉 純米吟醸

『佐渡千年の杉 純米吟醸』は、世界文化遺産として登録されることが決まった佐渡島の尾畑酒造が醸す地酒で、実はTHE NIIGATA限定のお酒です!

こだわりは、全量佐渡島産の酒造好適米「五百万石」を使用。五百万石の特長を素直にあらわしたタイプで、穏やかに香る吟醸香と、すっきりと爽やかな飲み口、キレの良さが

もちろんお酒だけでもおいしく楽しめますが、ブリや南蛮海老に代表される佐渡の味覚、お料理との相性は最高です。

 

  

今度は、飲みやすく爽快感のある発泡タイプお酒や、サワー(炭酸割)向けの日本酒、ちょっと変わり種の甘酸タイプのお酒のご紹介もありますよ。

 

⑤ 吉乃川 酒蔵の淡雪

『吉乃川 酒蔵の淡雪』は、長岡市の中でも古くから醸造のまちと呼ばれて栄えてきた摂田屋地区で、吉乃川が醸す地酒です。このお酒は、麹本来のやわらかい甘味に、まるで果実を思わせる香りがしゅわしゅわの炭酸にのって感じられ、とっても軽い飲み口で楽しめます。

 

甘みと香りがふんわり漂って、す~っと消えていく様子はまさに淡雪のよう。

お米と麹からつくられる優しいすっきりとした甘さは、リラックスタイムに楽しむのもオススメです。度数は7度と低めで、日本酒と思って肩肘を張らなくても、気軽に飲めるお酒です。

 

⑥ 麒麟山 伝統辛口

新潟県と福島県との県境阿賀町の麒麟山酒造で醸される『麒麟山 伝統辛口』といえば、新潟県の下越地方で根強い人気のある晩酌酒です。THE・淡麗辛口のお酒で、冷やしてもお燗をつけてもおいしいお酒です。

が、実は蔵元が公式に日本酒サワーをオススメしているのはご存じでしょうか。その名も『麒麟山サワー』!

作り方はとっても簡単で、炭酸水と11で割ったところにレモンを一搾りするだけ。レモンと炭酸の爽快感がやみつきで、初心者の方からファンの方まで気軽に日本酒を楽しめる飲み方として人気拡大中です!まずは麒麟山サワーで乾杯。

ほろ酔い気分になったところで冷ややお燗にして、と1本で何役も楽しめるお酒ですよ。

 

⑦ イットキー

『イットキー』は、豪雪地魚沼市の中でも特に雪の多い守門地区の蔵元、玉川酒造が醸すお酒です。蔵元が日本酒の新しい扉を開く「カギ」=「It’s the key」をイメージしたというこのお酒は、本当にこれまでの日本酒のイメージを変えてしまう、甘酸っぱいお酒です。

しっかりとした酸が感じられることで、甘いだけでなくとっても爽やかな味わいです。日本酒のアルコール感が苦手な方も多いと思いますが、このお酒は一般的な日本酒より少し低めの12度なことに加え、酸がよりマイルドにしてくれているので、まさに初めての日本酒にオススメの一本です。ワインのように洋風のお料理と合わせると相性が抜群です。

基本的には冷酒がオススメですが、通は熱燗にしてホットレモネードのようにして楽しむという噂…。

 

 

最後は、少し特別な時間を過ごしたいあなたにオススメの純米大吟醸です。

 

⑧ 越乃寒梅 無垢 純米大吟醸

『越乃寒梅 無垢 純米大吟醸』は、新潟市江南区に位置する石本酒造が醸す地酒です。繊細でなめらかな口当たりから、口中でのふくらみ、鮮やかな後口のキレの良さまで、一連のまとまりがとても素晴らしいお酒です。

純米大吟醸と聞くと、ちょっと緊張してしまうかもしれませんが、日本酒が初めての方にこそ、ぜひ試してもらいたいお酒です。二十歳になったお祝いに、ぜひご家族や大切な方とお楽しみください。きっと特別な時間を彩ってくれる1本になるはずです。

 

 

 

お知らせ一覧へ戻る