5月といえば、ゴールデンウィークに端午の節句、母の日など様々なイベントがありますね。新緑が美しく、行楽も楽しい季節です。
新潟県民にとって5月はビッグイベントがあります……それは、「田植え」。
新潟では、ご実家が農家であるという方も多く、お仕事が休みとなるゴールデンウィークは田植えの手伝いで大忙しという方も多くいらっしゃいます。
5月に入るとあちらこちらの田んぼに水が張られ、各地の農道では、小さな子どもからおじいちゃん・おばあちゃんまで、一家総出で田植えを行う光景が見られます。
新潟の美味しいお米は、稲作に従事する方はもちろんのこと、こうして皆で力を合わせて育まれています。
新潟県産コシヒカリの3大産地をご紹介
みんなが愛してやまない、お米のトップブランド新潟県産コシヒカリ。
その3大産地と言われているのが、「魚沼」「岩船」「佐渡」の3つの産地です。
産地ごとに気候や環境等、そして食味にも特徴がありますので、まさにお米を知り尽くした食のプロである新潟市中央区古町の人気店【鮨はたけやま】の大将である畠山正義さん*にそれぞれの産地の特長も伺いました。
「毎日食べるお米だからこそ、納得のいく美味しい米を選びたい」
「お米を大切な人にギフトとして贈りたいから、より美味しいお米を選ぶための知識を増やしたい」
「離れて暮らす家族のために、美味しい新潟のコシヒカリを贈ってあげたい」
食材選びにこだわるグルメな方や、大切な方へのギフトとして贈りたい方も、ぜひご参考ください!
なお、それぞれの産地のコシヒカリと合わせて食べたいご飯のお供もペアリングしてご紹介します!
魚沼産コシヒカリ(魚沼エリア)

写真:魚沼地域には、霊峰八海山を背景に田植えをする様子
豪雪地帯でもある魚沼地域は、昼夜の寒暖差が大きく、八海山などの山々からミネラル豊富な雪解け水が田んぼを潤すことで、米の旨味が凝縮されます。
山間地のため日照時間が短く、ゆっくり成熟することで、粘りと甘みが強く、炊きあがりの香りも抜群です。
農家の丁寧な手間と長年の経験により、全国的にも高評価を受け続けています。環境と栽培技術が生み出す、まさに新潟を代表する最高峰のコシヒカリです。
鮨はたけやま 大将からのおすすめコメント 魚沼産コシヒカリはまさに王様。 甘みや旨みがお口の中で爆発的に拡がり、日本人が大好きな「適度な粘り」もあるのが特徴。ご飯が主役になり、それだけで充分満足できるお米です。 お米のパンチに負けないご飯のお供や海苔との相性が良いので、おにぎりにもピッタリですね。 筋子や比較的香り・味の強いパンチのあるご飯のお供と合わせると良いと思います。 |
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たかの 棚田栽培魚沼産こしひかり180g

新潟県魚沼の棚田で栽培した「魚沼産こしひかり」を雪蔵で貯蔵。そのお米を独自炊飯製法でさらに美味しく炊き上げました。
甘さと粘りを一段と引き出した、「棚田栽培魚沼産こしひかり」です。電子レンジで温めるだけで食べられます。
魚沼産コシヒカリとペアリングで楽しみたいご飯のお供はこちら
㈱丸魚 魚沼水産 新潟せんのや/かぐら南蛮味噌
ご紹介するのは、㈱丸魚 魚沼水産さんから味噌の旨味と爽やかな辛みが広がるご飯にぴったりな一品。

新潟県の伝統唐辛子である神楽南蛮を越後米・有機栽培大豆・赤穂の天塩を使って丹誠込めて仕込んだ越後味噌と大葉と砂糖と合わせ、職人が手作業で丹念に練り込みました。
炊き立てご飯と一緒に食べると「ついつい食べ過ぎてしまう」ほど、相性抜群の一品です!
甘みがしっかりとあり、粘り気のある魚沼産コシヒカリにとても相性がよいので、ぜひ一緒に味わってみてください。
(株)越季/魚沼郷土料理きりざい
そしてもうひとつご紹介するのは、魚沼地域の郷土料理、㈱越季さんの「きりざい」です。

きりざいをご存じですか?きりざいは、新潟県魚沼地方に昔から伝わる郷土料理。きりざいの「きり」は切ること、「ざい」は野菜の「さい」の意味を表します。
原材料は、野沢菜、大根、なめこ、人参などで、納豆を混ぜてご飯と一緒にいただくのが一般的な食べ方。地元の学校給食にも採用されており、最近ではパンに包んで揚げた「きりざいパン」も地元では人気となっております。
当ショップで購入できる越季さんのきりざいは、原材料(野沢菜、大根、なめこ、人参)をすべて魚沼産で揃えております!魚沼産コシヒカリと合わせて、魚沼の郷土料理、新潟の美味しいが詰まった一品をぜひお試しください!
岩船産コシヒカリ(岩船エリア)

写真:新潟県村上市の田園風景
新潟県北部、朝日連峰の清流が流れ込む肥沃な土壌に育まれた岩船エリアは、山間地域特有の寒暖差のある気候と自然環境に恵まれています。
特に、山からの清流は年間を通じて水温が低く、気温も比較的に涼しい環境で栽培されています。
岩船産のコシヒカリは、適度な粘りとすっきりとした甘みがあり、あっさりとした食味は和食との相性が抜群。
寿司店などでも好んで使用され、その品質の高さはプロの料理人からも支持されており、隠れた名品と称されることもあります。
鮨はたけやま 大将からのおすすめコメント 岩船産コシヒカリは、年間を通じて冷たい水で栽培されているので、少し固めの炊きあがりになるのが特長で、ご飯と合わせる食材を引き立ててくれるお米です。 魚沼産と比較すると粘り気は少な目ですが、炊き込みご飯やお米に出汁を含ませるような料理(お茶漬け)などとの相性が抜群です! 合わせて味わう食材の美味しさを引き出してくれるようなお米なので、寿司との相性も良く、多くのお寿司屋さんで使われています。 |
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岩船産コシヒカリ 1kg

岩船産コシヒカリを、米袋をそのままぎゅっと小さくしたようなクラフト袋に入れた小ぶりな1キロ入り。
ちょっとした手土産や、お試し購入にもちょうどいいサイズの岩船産コシヒカリです。
岩船産コシヒカリとペアリングで楽しみたいご飯のお供はこちら
㈱小川屋 ご飯にひとさじシリーズ
ご紹介するのは、㈱小川屋さんのご飯にひとさじシリーズ。米どころ新潟にお店を構える小川屋さんがこだわって作る、お手軽で美味しいご飯のお供の詰め合わせです。そのままご飯にのせるのはもちろん、アレンジ次第でレシピの幅も広がります。ごはんと相性抜群な4種類の「ご飯にひとさじ」を、ぜひお試しください♪

〇紅さけ荒ほぐし
良質な紅鮭を丁寧に焼き、少し荒くほぐしたシンプルな品です。
紅鮭は鮭の中でも旨味が特段強いと言われており、その旨味をしっかりと感じられる仕上がりになっています。
〇ごろごろ越後肉味噌
力強い旨みが特徴の越後味噌をベースに、国産の豚ロースのひき肉をたっぷり加え、食べ応えのある肉味噌に仕上げました。甘辛い味噌が病みつきになります。
〇しっとり海鮮ふりかけ
えび、ちりめん、かつおなど、たくさんの海の幸を混ぜ合わせ、こだわり調味料でしっとり甘じょっぱく仕上げたふりかけです。白いごはんに乗せればご飯が進みます。晩酌のおつまみにもおすすめの一品です。
〇さけ茶漬け
北海道オホーツク産の鮭に塩を施し煎りあげました。
少し贅沢なお茶漬、ふりかけ、またおにぎりの具材としてもお使いいただけます。
佐渡産コシヒカリ(佐渡エリア)


写真上:佐渡・岩首昇竜棚田の田植え
写真下:天然記念物のトキが舞い降りた佐渡の田んぼ
佐渡産のコシヒカリは、天然記念物であるトキとの共生を目指し、日本で初めてユネスコ世界農業遺産に認定された「生きものを育む農法」により、生物多様性を守りながら、減農薬・減化学肥料で栽培されています。
離島である佐渡では、標高1179mの金北山(きんぽくさん)や、小佐渡丘陵に挟まれた国中平野での稲作が盛んです。
また、山間部には棚田も多くあり、棚田と海のコントラストはまさに絶景。
潮風にのって運ばれるミネラルと山からの清流に恵まれ、夏は本土よりも2度ほど涼しく、じっくりと稲穂が育つ環境にあります。
口に含むとふわりと広がる甘さと、程よい粘りがあり、優しく上品な味わいが魅力です。
鮨はたけやま 大将からのおすすめコメント ミネラル分が豊富で旨みや甘みはあるけど、食べ飽きないのが佐渡産コシヒカリ。 僕のお店では佐渡産の魚も多く使用しているので、お米も佐渡産を使っています。 どんなおかずを持ってきても相性が良いので、お弁当に入れて持っていきたいお米です。 ごはん→おかず→ごはん→おかず......のように、ぜひ交互に味わってみてください。 |
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カラダと自然にやさしい特別栽培米(コシヒカリ)
ちょっとした手土産、お持たせに嬉しい可愛らしいパッケージが特徴。
”第23回 米・食味コンクール”にて”ベストファーマー認証”を獲得した、佐渡産コシヒカリ(特別栽培米)です。
佐渡産コシヒカリとペアリングで楽しみたいご飯のお供はこちら
どんなおかずとも相性よく食べ飽きない佐渡産コシヒカリ。新潟の様々な味覚と合わせてみてください。
㈱越後みそ西 越後みそ西のみそ漬シリーズ
ご紹介するのは越後みそ西さんの、これさえあればおかずがいらない!?ほどご飯が進むみそ漬けシリーズ3品です。
新潟県産コシヒカリ、大豆を100%使用した木桶仕込の自社製造生味噌を漬け床に使用した昔ながらの風味のよい野菜みそ漬は、約4ヶ月の時間をかけ、全国的にも珍しい3度の漬けかえを行うことでじっくりと旨味を閉じ込めました。


〇黒十全なす
新潟県産の地場野菜である黒十全なすを使用。肉厚でジューシーなみそ漬に仕上がっております。
〇生姜
タイ産の生姜を使用。ピリッとした辛みがご飯やお酒のお供によく合います。
〇だいこん
新潟県産の大根を使用。歯切れのよい食感をお楽しみください。
大栄魚類 新潟ディップシリーズ
ご紹介するのは、大栄魚類㈱さんの新潟ディップディップシリーズ3品。
新潟県特産の食材と、乳酸菌入りの越後味噌の風味がギュッと詰まった万能ディップは、ごはんのお供にはもちろんのこと、トーストに塗っても、野菜をディップしても美味しくいただけます♪

〇南蛮海老味噌
新潟沖で獲れた新潟県産の南蛮えびを100%使用し、風味豊かに仕上げたおかずみそです。
〇越後豚モツ
新潟産の味わい深いブランド豚「越後もちぶた」のもつを使用し、味、食感にもつの特徴を生かしました
〇新潟ディップぶり味噌
脂ののった新鮮な日本海産ぶりを乳酸菌入りの越後味噌に漬け込んだご飯にぴったりのおかずみそです。
鮨はたけやま 大将からのおすすめコメント ひとつの産地だけではなく、3大産地を少量ずつご自宅に用意しておくと、 「今日はおにぎりだから魚沼産にしよう」「明日のお弁当には佐渡産コシヒカリを持っていこう」「炊き込みご飯は岩船産コシヒカリで」と、料理やシーンに合わせてベストなお米を選んで毎日の食事を楽しむことができます。 お米は日本人の食卓に欠かせないものだからこそ、料理やシーンで使い分けてもっとお米を楽しんでみてはいかがでしょうか。 |
美味しいお米と、ご飯がすすむご飯のお供で、毎日幸せな食卓を。
新潟県は、農家の方々も食品加工の方々も、総力をあげて【美味しさ】を生み出しています。
ぜひご賞味ください。
お米の解説にご協力いただいた、鮨はたけやま様をご紹介します。
鮨はたけやま

新潟市中央区・古町通9番町の裏路地にひっそりと佇む、完全予約制・おまかせコースのみの人気鮨店「鮨はたけやま」。
大将・畠山氏が繊細な技で仕上げる「新潟」の鮨は、新潟の魅力を一貫に凝縮した逸品です。
特大南蛮エビ、ズワイガニ、毛ガニ、アワビなど、地元・新潟の旬の食材をふんだんに使い、日々厳選される極上の素材に手間を惜しまず仕上げられる一貫一貫、一品一品が味わえる名店です。魚介類に限らずシャリに使う赤酢やみりんや味噌など、ほとんどの食材を新潟産で揃えているのがこだわり。
貴重な地酒のラインナップも豊富。
店舗住所:新潟県新潟市中央区古町通9番町1485 燕ビル1F
大将 畠山正義氏 プロフィール
岩手県盛岡市で生まれ寿司屋の長男として育つ。高校卒業後、北海道札幌の寿司店『すし善』にて修行を積む。その後、すし善東京進出に伴い上京する。
都内各地の寿司店に勤務。2017年12月12日、女将の故郷である新潟で『鮨はたけやま』をオープンした。